公開日:2024/11/11 更新日:2024/11/22

65歳の婚活事情は?おすすめの結婚相談所を紹介

定年を迎え、第二の人生のスタート地点に立ったとも言える65歳。

老後の生活について考える機会が増えたり、時間に余裕ができたりすることから、結婚を考える人もいるのではないでしょうか。

「シニア婚」や「シニア婚活」という言葉が使われるようになったことからもわかるように、60歳を越えてから婚活を始め、結婚する人は年々増えています。

65歳の婚活は決して簡単とは言えませんが、結婚相談所を利用することで効率的に活動できることは間違いありません。

本記事では、65歳の婚活事情や婚活する上での注意点、また結婚相談所を利用するメリットやおすすめの結婚相談所について詳しく解説しています。

「婚活の始め方がわからない」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

65歳の婚活事情 結婚・再婚する人はどれくらい?

なんとなく「婚活を始めようかな…」「老後を共にするパートナーが欲しい」と考えている人は、実際に65歳で結婚・再婚する人はどれくらいいるのか気になりませんか?

結婚できる可能性があるのか、それとも厳しいのかは知っておきたいですよね。

次の表は2022年の全国の婚姻件数と、65歳の男女の結婚・再婚の件数を示したものです。

全国の初婚総数566,722全国の再婚総数122,924
65歳の初婚件数9965歳の再婚件数711
65歳が占める割合0.02%65歳が占める割合0.58%

参考:人口動態調査 婚姻件数 2022年

再婚件数はある程度あるものの、65歳の初婚者の少なさには驚いたのではないでしょうか。

初婚・再婚合わせても全国で約69万の婚姻数のうち、65歳の人は800人程度、つまり65歳の人は全体の0.1%程度しかいないことになります。

しかしこの数字は「65歳で結婚する人の割合」でしかありません。

婚姻件数は20代後半から30代前半中心に増加し、その後下がっていく傾向があるので、65歳では多くないことが予想できたでしょう。

では、65歳で結婚を希望して結婚相談所で活動している人はどれくらいいるのでしょうか。

次の表は、日本最大級の結婚相談所組織である株式会社IBJで活動する会員の分布です。

IBJ 活動会員の年齢分布-全国-

年齢
25~29歳4.9%11.3%
30~34歳15.5%25.1%
35~39歳22.5%28.0%
40~44歳18.9%15.7%
45~49歳15.7%8.6%
50~54歳11.0%5.2%
60歳~5.6%2.6%

参考:IBJ「成婚白書 2023年度版」P35 グラフ

シニアの婚活も一般的になってきてはいるものの、結婚相談所で活動する人は30代がピーク。

40歳を超えると活動する人の割合は徐々に減少していくのがわかります。

65歳が該当する60歳以上の会員の割合は少なく、特に男性よりも女性の方が少ない傾向にあります。

その理由としては、女性は男性よりも恋愛や結婚に消極的な人が多く、事実婚や恋人程度の関係で満足する人が多いためと考えられます。

2つの表からは65歳で実際に結婚・再婚している人、また婚活している人ともにかなり少数であることがわかりました。

この結果から、これから婚活を始めようと考えている人は、20代30代の婚活とは異なり、すぐには成果が出にくいこと、積極的に活動しないと成果が出にくいことを理解しておかなくてはいけません。

65歳男女が婚活する理由

65歳というと、これまでに結婚を一度や二度経験した人もいるでしょう。

また、仕事一筋で独身を貫いてきた人もいるかもしれません。

そこで65歳という年になって結婚したくなったり、婚活しようと思う理由とは何なのでしょうか?

定年後の第二の人生を一緒に楽しむパートナーが欲しくなった

多くの人が60~65歳で定年退職を迎えます。

がむしゃらに仕事一筋で頑張って来た人は、仕事という生きがいを失くし、張り合いがなくなってしまうこともあるでしょう。

また時間的な余裕ができることから、旅行やスポーツなど一緒に楽しい時間を共有できるパートナーが欲しいと思うようになる人もいるかもしれません。

さらに、結婚して離別や死別を経験した人は、子どもが自立していく頃でもあります。

そろそろ、自分の人生についてもう一度立て直そうとの思いから、再婚を考えるようになる人もいるでしょう。

老後の経済的不安から

独身者の老後の不安としてよく挙げられるのが、老後資金の問題です。

一人で年金で生活していく場合、急な病気や怪我で医療費がかかったり、住居の修繕などで大きな出費があった場合、十分な蓄えがないと生活費すらままならない状態に陥るケースもあるでしょう。

また、配偶者もおらず、病気のため一人で生活できなくなってしまったら、ヘルパーに介護を依頼したり、施設への入居も考えなくてはなりません。

このような場合にも資金が必要になりますが、親が亡くなれば、資金面で頼れるのは兄弟だけです。

しかし、兄弟も年金生活であれば、経済的に頼り続けるのは難しいでしょう。

一方、配偶者がいる場合は、働ける間は収入が二倍になり、年金生活になっても年金が二人分もらえることになり、経済的に少し余裕ができるかもしれません。

こういった面から、パートナーを得ることは老後の生活費の不安解消にもつながります。

老後の精神的安定を求めて

一人の時間が増える老後は、やはり寂しいもの。

また、一人でいると余計なことばかり考えて不安になったりするものです。

そこで話し相手になってくれたり、相談できるパートナーがいることは精神的安定にもつながります。

病気や怪我をしても、看病してくれる、支えてくれる人がいると思うだけで心強いでしょう。

また経済的不安も解消されることから、心配事が減り、より気持ちも安定します。

65歳以上になり、自由に使えるお金が少なくなったり、多少の病気はしても、残りの人生は不安なく過ごしたい人が多いのです。

65歳男女が婚活する際の注意点

65歳の婚活は、想像以上に時間も労力も費やすものと考えておかなければなりません。

また、婚活を進める上で注意すべき点があります。

「婚活が意外にもスムーズにいった!」と思っても、シニア婚特有の落とし穴が待っているケースがありますので、特に次の点には気をつけましょう。

相続の問題から家族に結婚を反対されることがある

65歳で結婚すれば、残りの人生は長くて25〜30年ほどです。

離別を経験して子どもがいる人は、子どもに遺産を残したいと思っている人もいるはず。

しかし、遺産を目当てに近づいてくる人もいるので注意が必要です。

交際前にやたらと資産やお金の話をする人がいたら警戒するようにしましょう。

また、遺産を譲り受ける家族や親族の中には、高齢の親・兄弟に再婚相手ができることを良く思わない人もいるでしょう。

相続人が増えることにより遺産分割の際、自分がもらえる遺産が減ってしまうことから結婚を反対されることも考えられます。

こうした問題やトラブルを避けるため、婚姻にとらわれない事実婚を選択する人もいるほどです。

自分たちにとって結婚が最善の道かどうか、パートナーや家族ともしっかり話し合う必要があるでしょう。

高齢の親やパートナーの介護を任されることがある

老老介護という言葉があるように、65歳男性もしくは女性が両親・義両親やパートナーの兄弟の介護をしているケースは多くなっています。

結婚したら親の介護を任されたり、年齢的にパートナーの介護が必要になる日は意外にも早く来るかもしれません。

2人幸せな結婚生活を夢見て結婚したのに、介護で精一杯の毎日になってしまうことも。

結婚は65歳になっても当人同士の問題ではありません。

家族との関係や問題を含めて受け止められるかどうかが大切です。

高齢の両親がいる場合には今後、介護が必要になった場合の自分の役目についてもしっかり確認するようにしましょう。

加給年金がもらえるかどうかは確認が必要

加給年金は厚生年金に20年以上加入している人が、65歳以上になった時に利用できる手当です。

定年で退職し、収入が減ってしまった人は少しでも多く年金を受け取りたいと考えるでしょう。

しかし、結婚して配偶者ができれば単純にもらえる年金が増えると考えている人は要注意です。

加給年金の条件は配偶者が65歳未満、もしくは18歳未満の子どもがいる場合に限られます。

また、配偶者や子どもの生計を維持していること、配偶者の厚生年金加入期間が20年未満であることなど細かな条件があるため、十分な確認が必要です。

65歳の男女に結婚相談所がおすすめな理由

65歳で婚活を始めよう!と意気込んでみたものの、何をしたら良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

まずは出会いを増やそうと、いろいろなサークルやクラブに所属してみても、再婚や結婚を希望している人に出会える確率は決して高くありません。

結婚を希望するお相手と出会えなければ、結婚は叶わないのです。

そこで、もっと効率的に結婚を希望している人と出会えたら良いと思いませんか?

また、サポートやアドバイスが受けられたらもっとスムーズに婚活ができると思いませんか?

婚活の進め方がわからない、出会いがないという人は、結婚相談所を利用するのがおすすめです。

ここでは、結婚相談所がおすすめな理由をご紹介します。

婚活のプロのサポートが受けられる

婚活に他人のサポートは必要なのか?と疑問に思う人もいるでしょう。

しかし、結婚相談所のサポートは受けて損はありません。

結婚相談所のコンシェルジュやスタッフは、これまでに多くの人たちの婚活を見てきており、婚活に関するノウハウを持っています。

また多くのカップルを成婚へと導いている婚活のプロでもあるので、スタッフは客観的に見て、どこを改善する必要があるのかといったアドバイスができます。

結婚相談所では、サポートをどんどん活用すべきです。

また、婚活初心者や恋愛が苦手な人でもスムーズに交際へと発展するよう環境を整えているため、誰でも気軽に婚活が始められます。

精神的な支えになる

結婚相談所に登録するメリットは、婚活の精神的な支えにもなってくれるところにもあります。

65歳の婚活に関しては「この年になって婚活していることを周りには話しにくい」「婚活の相談ができる人がいない」というケースもあるでしょう。

一人黙々と活動するよりも、人に話を聞いてもらったり、相談することで気持ちが前向きになります。

また、一人では挫折しがちですが、自分の婚活を応援していてくれる人がいるというだけで継続できたり、やる気がわいてくるものです。

効率的に短期間で婚活が出来る

結婚相談所での婚活は効率を求める人にはぴったりです。

まず、本気で結婚を考えている人しか登録していないので、出会う人はもちろんみんな「結婚を希望している人」です。

自然な出会いであれば、気が合って交際に至っても結婚までたどり着けないことも多いでしょう。

一方、結婚相談所での出会いはお互いゴールインが最終目標。

短期間の活動でも、自分にぴったりなお相手が見つかれば婚活は終了、成婚退会となります。

若ければ婚活に何年も時間をかけることもできるかもしれませんが、成婚率や婚活人口の少なさを考えても、65歳では早々に婚活を始め、効率よく婚活して相手を見つけるのがベストな選択と言えるでしょう。

65歳男女の婚活体験談

ここでは65歳男女の婚活体験談をご紹介します。

結婚相談所を利用しようと思ったきっかけや、婚活中に感じたこと、成婚までの流れなども参考にしてみてください。

アドバイザーからの紹介で運命の出会いが!会って数回で結婚を決意した65歳女性の体験談

私は結婚相談所の婚活アドバイザーからの紹介で、67歳のパートナーと出会いました。結婚相談所を利用した理由は、周りに頼れる人がおらず、誰か頼れる人にお願いしようと思ったからです。パートナーに対しては、初対面の時に物腰の柔らかい誠実な男性だと感じました。お相手も私に対し、年齢より若く、好印象を持ったそうです。交際は照れくささもあったものの、空気感が合って楽しく、老後も楽しく過ごせそうだと感じました。今後は2人でのんびりと穏やかな暮らしを送りたいです。

参考:ラポールアンカー 60代婚活、成婚エピソード婚活体験談

自分でもびっくり!2ヶ月の婚活で成婚に至った65歳男性の体験談

私は若い頃に結婚、離別を経験しています。先の人生を考えた時に急に寂しくなったことから、65歳で知り合いに教えてもらった結婚相談所に登録しました。結婚相談所主催のパーティーでお相手とマッチングし、交際を始めました。ある日「彼女と旅行に行きたい」相談所で相談したところ、「それならプロポーズしましょう」とアドバイスされ、レストランでプロポーズ。彼女とは最初から気が合うと感じており、彼女もまた同じように思っていたようです。交際後は毎日のように彼女が夕食を作ってくれ、いろんな話をするうちにずっと一緒にいたいと感じるようになり、結婚したいと思いました。

参考:ゴンちゃんの結婚相談所 成婚者エピソード

65歳の男女におすすめの結婚相談所3選

それでは、65歳におすすめの結婚相談所を厳選して3つご紹介します。

結婚相談所を上手に利用すれば、結婚への近道にもなります。

自力での婚活に自信がない人や効率よく婚活を進めて結婚したい人は、ぜひ結婚相談所の利用を検討してみましょう。

オーネットスーペリア

結婚相談所の大手、オーネットが展開する45歳以上の中高年を対象にした相談所です。会員の平均年齢は男性61歳、女性は57歳と、まさに60代の婚活にぴったり。希望条件に合ったお相手のプロフィールが届く紹介書、体験型イベントやパーティー、アドバイザーによる引き合わせなど充実したサービスが用意されています。一般的な結婚相談所とは異なり、会員がみんな45歳以上なので同じ年代のお相手と出会いやすいのが特徴です。また、専任アドバイザーによるサポートがあり、婚活初心者でも安心して活動できます。

茜会

創業60年以上の歴史を持ち、中高年・シニア・熟年向けの結婚相談所の先駆けとしてサービスを提供してきた茜会。会員の平均年齢は男性62.7歳、女性59.9歳、男女比もほぼ同等なことから、男女とも出会いに期待できます。続けやすい安心料金に加え、入籍にとらわれないパートナー探しを応援していることから、成婚料が0円というのもポイント。カウンセラーからの紹介、会員システムからのお相手探し、年間500回以上開催される婚活パーティーなど出会いの機会も豊富です。担当カウンセラーが連携することでお互いの気持ちを確認し、アドバイスを行っていることから、スムーズに成婚へと導きます。

ノッツェ

全国各地に支店を持ち、年間6万組のカップルを成立させているノッツェ。男女の約半数が活動9ヶ月以内に成婚退会していることから、シニアの婚活でも良い成果が期待できるでしょう。また、シニア・中高年の婚活サポートにも力を入れており、中高年向けの世代別のお見合いパーティーの開催や、パソコンが苦手な人でも婚活できる郵送結婚相談サービスを行っているのが特徴です。さらに、近くに店舗がなかったり、足を運ぶのが大変という人のために、店舗以外でも出張説明会・出張婚活カウンセリングを行っています。専任アドバイザーが出会いから成婚まで徹底サポートするプランも用意されており、シニアの婚活には力強い味方になってくれるでしょう。

まずは資料を請求して比較がおすすめ

「費用がかかりそう」「活動のイメージがまだわかない」といった理由から、婚活に結婚相談所を利用するかどうか迷っている人もいるかもしれません。

また、パソコンの操作が得意でない人は、いろいろな結婚相談所を探して、比較していると時間がかかったり、途中で面倒になってしまうこともあるでしょう。

そこで、結婚相談所に興味を持った人は、まずは資料請求することをおすすめします。

一括資料請求は資料を申し込むと、郵送で自宅に冊子やパンフレットが送られてくるシステムです。

紙の資料はいつでも好きな時に見返せ、公式ページではわからなかった詳しい情報がわかることもあります。

また、同時に複数の結婚相談所に資料請求することで、他の結婚相談所との比較検討がしやすくなるでしょう。

しかし、多数資料請求してしまうと、迷って決めきれないことがあるので、候補を3つ程度に絞り込んでから資料請求しましょう。

結婚相談所のサポートやサービスは、61歳62歳の婚活の大きな力になってくれます。

結婚相談所によってさまざまなサービスがありますので、自分に合った結婚相談所を見つけ、自信を持って婚活をスタートしてくださいね。

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この記事を書いた人

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婚活・結婚おうえんネット編集部

2010年から10年以上、婚活・結婚おうえんネットを運営し、婚活に興味を持たれた方や婚活に関して悩まれている方に有益な情報を発信しています。
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