公開日:2024/12/18 更新日:2025/01/15

60代におすすめの婚活方法は?パートナー探しに結婚相談所が選ばれる理由とは

「60代はどうやって婚活すれば良いの?」
「結婚相談所で60代の人は結婚できる?」
このような悩みを抱えていませんか?

60代で婚活する人は意外と多いもの。再婚に限らず、初婚の人もいます。これからの人生をより豊かなものにするためにも、婚活は有効な手段です。「60代で婚活なんて……」と諦めずに、一歩踏み出してみましょう。

この記事では、パートナーを探す60代の人のためにおすすめの婚活方法をご紹介します。60代の婚活事情や実際に婚活した人の声、結婚相談所での婚活の注意点なども紹介しています。この記事を読めば、婚活に向けて踏み出すきっかけとなり、素敵な相手が見つかるでしょう。

60代で婚活する人の割合

2022年の人口動態調査によると、60代で結婚した人は初婚男性835人で全体のおよそ0.3%、初婚女性は344人でおよそ0.12%を占めます。再婚では男性が4,968人で全体のおよそ7.6%、女性が2,656人で全体のおよそ4.6%と割合が多くなっていることがわかりました。

再婚する人の割合が多いことから、パートナーとの死別や離婚を経て、老後を一緒過ごすための新たなパートナー探しをする人が多い現状が見えます。70代以上で結婚している人もいることを考慮すると、60代から婚活を始めてゴールインする人がいると考えて間違いなさそうです。

以下2つの大手の結婚相談所連盟に加盟している結婚相談所の会員で60代以上の人の割合も確認してみましょう。

・IBJ(日本結婚相談所連盟):3,023名/77,955名、約3.9%

・TMS(全国結婚相談事業者連盟):約15,700名/87,460名、約18.1%

連盟によって異なりますが、60代以上の人も活発に婚活していることがわかります。

出典:2022年 人口動態調査

   IBJ(日本結婚相談所連盟)

   TMS(全国結婚相談事業者連盟)

60代の男女が婚活を始めたきっかけ

60代で婚活を始める人が男女ともにいることがわかりました。初婚の人もいれば再婚の人もいますが、実際に婚活を始めたきっかけも気になりますよね。

それぞれの状況によって様々ですが、60代で婚活を始めるきっかけとしては主に以下の3つが挙げられます。

・定年後のパートナー探し

・経済的な安定を求めて

・昔に比べて健康寿命が伸びた

それぞれ詳しく解説します。

定年後のパートナー探し

初婚の場合も離婚の場合も「定年退職後に一人で暮らしていくのが寂しく感じる」というのが大きなきっかけの一つのようです。これまでは仕事に打ち込んでいたり家族と一緒に過ごして充実していた人でも、定年退職や離婚、子どもの巣立ちによって一人になり、寂しさを感じることもあるでしょう。

自由な時間が増えて一緒に過ごすパートナーを求めるのは自然なことです。しかし、60代にもなれば出会いは少なくなります。自分から外に出たり、新たなコミュニティに飛び込んだりしなければ周囲との繋がりがなくなってしまうもの。

体が弱くなったり、あまり外に出られなくなった時のことも考えると、一人で暮らすよりも信頼できる相手と一緒に暮らしたい気持ちが出てくるでしょう。

経済的な安定を求めて

60代で経済的に自立している女性はあまり多くありません。特にこれまでのパートナーと離婚して、持ち家がなかったり、財産分与の金額が十分ではなかったりした場合、経済的にパートナーに支えてもらいたいという思いを持っている人も多いでしょう。

男性でも、自分一人の貯蓄と年金だけで暮らしていくことに不安を覚える人もいます。パートナーと二人になれば、お互いの貯蓄や二人分の年金で、たまの贅沢を楽しみながらなんとか暮らしていける可能性も広がると期待する人も多いでしょう。

昔に比べて健康寿命が伸びた

昔と比べて健康寿命が伸びたことも、60代で婚活を始める人が増えたきっかけとなっているでしょう。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指す指標です。平均寿命は「0歳における平均余命」なので、認知症や寝たきりになっている期間も含んだ寿命を指します。

厚生労働省の「健康寿命の令和元年値について」によると、2019年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳でした。一方で健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳です。2001年と比較すると、平均寿命も健康寿命も男女共に、およそ3歳長くなっていることがわかります。

健康で過ごせる時間が増えることで「誰かと一緒に過ごしたい」「日常を共有したい」という気持ちが生まれるのでしょう。

出典:厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」

60代の主な婚活方法

「60代になると出会いが少ない」「どうやって婚活したら良いの?」と、結婚したくてもなかなか行動できない人もいるでしょう。60代の主な婚活方法には、以下の3つがあります。

  • マッチングアプリ
  • 婚活パーティー
  • 結婚相談所

それぞれ詳しくみていきましょう。

マッチングアプリ

手軽な婚活方法としてメジャーになってきたマッチングアプリ。若い世代を中心に広まっていますが、シニア世代にも有効な婚活手段の一つです。

スマートフォンがあれば成人は誰でもすぐに登録できます。サービス利用のために、身分証明書の写真をアップロードする必要があるアプリもありますが、厳しい確認はない場合がほとんどです。自分で希望する条件を入力し、出てきた人の中から「いいね」を送って、相手からも「いいね」が返されればメッセージの交換ができるようになります。そこから連絡のやり取りをして、実際に会うかどうか考える流れです。

注意点としては、婚活目的以外で利用している人もいるということ。勧誘や詐欺など、悪いことに利用しようとする人や友達探しのために利用している人もいます。婚活のために利用するなら、結婚願望がある相手かどうかの見極めが必要です。

婚活パーティー

婚活パーティーは、一度に複数の人と出会える可能性があります。最初から対面で話をするので、初対面でもなんとなく人となりが見えるのが安心できるポイントです。パーティーの形式によりますが、マッチングした相手とだけ連絡先の交換ができる場合や、自由に連絡先の交換ができる場合があります。

注意点としては、マッチングアプリと同じように本人確認が比較的緩いことや、婚活以外の目的で参加する人がいる可能性があることが挙げられます。特に対面で話をすることから関係が始まるので、相手を信用してしまいやすい環境でもあります。少しでも安心して参加できるパーティーを選ぶのが良いでしょう。例えば、結婚相談所が主催しているパーティーや、本人確認の流れがしっかりしているパーティーがおすすめです。

結婚相談所

60代の婚活で一番おすすめな方法が、結婚相談所です。

結婚相談所はマッチングアプリや婚活パーティーと比べるとかかる費用が高くなりますが、結婚を目的とする場合は安心して利用できるサービスです。結婚相談所では入会に際して身分証明や収入証明、独身証明書を提示する必要があるため、身元が確かな人しかいません。このようなシステムなので、そもそも結婚が目的の男女しかいないことが安心できるポイントの一つです。

結婚相談所には、自分でシステムを利用して相手を探す「データマッチング型」、担当カウンセラーが希望に合いそうな異性を紹介したり、活動・交際のサポートをしたりしてくれる「仲人型」、両方の特徴を併せ持つ「ハイブリッド型」があります。どのようなサービスが合うかは人によって異なるので、各相談所の無料カウンセリングを受けて確かめるのが良いでしょう。

自分で自由に進めていきたい人は「データマッチング型」、ガッツリサポートして欲しい人や自分で相手を決めるのが苦手な人は「仲人型」がおすすめです。「ハイブリッド型」は、自分で相手を探したいけれど、活動や交際のサポートもして欲しい人に向いています。

結婚相談所のおすすめポイントは、次の章で詳しく解説していきます。

60代に結婚相談所がおすすめな理由

60代で婚活をするなら、結婚相談所での婚活がおすすめです。理由としては以下の3つが挙げられます。

  • 身元が確かで結婚に真剣な人が集まっている
  • 婚活のプロのサポートが受けられる
  • 効率的に短期間で婚活ができる

それぞれ詳しくみていきましょう。

身元が確かで結婚に真剣な人が集まっている

結婚相談所の入会時には身分証明書や収入証明、卒業証書などの提出が義務付けられているため、身元を偽ることが難しい環境です。入会金や登録費などの初期費用も必要なので、お金をかけてでも結婚したいという思いを持った人が集まっています。

また、60代となると「結婚」という形に拘らない人も多く婚活をしています。相続のことや子どものことを考えて、籍を入れずに事実婚とする人もいるでしょう。法律婚を希望しないために、結婚に対して真剣でない人も少なくありません。

その点、結婚相談所であれば事実婚だとしても成婚退会するためには10〜30万円程度の成婚費を支払う必要があります。大体の結婚相談所では、交際してから成婚するまでの期間が決められているため、退会せずにずるずる関係を続けるということもありません。決して安くない費用を支払うので、事実婚の場合でも安心できるでしょう。

婚活のプロのサポートが受けられる

マッチングアプリや婚活パーティーはマッチングすることが目的なので、交際に進んだ後のサポートは基本的にはありません。一方で結婚相談所では、婚活のプロであるアドバイザーやカウンセラーのサポートが受けられます。活動開始時や活動中の面談、交際のフォローなど、要所要所でアドバイスを受けたり相談をしたりして婚活を進めることができるのが特徴です。

結婚相談所によって専任カウンセラーがつくこともあれば、複数のカウンセラーでバックアップするスタイルもあります。どのようなサポート体制なのか、入会前に確認しておくと良いでしょう。

効率的に短期間で婚活ができる

マッチングアプリや婚活パーティーでは、相手に結婚願望があるかどうかは定かではありません。一方で結婚相談所には「結婚する意思」のある人が集まります。さらに、結婚相談所では交際期間3ヶ月〜6ヶ月程度と決められているのが一般的です。そのため、結婚に向けて話がスムーズに進み、短期間で効率的に婚活できます。

60代の男女が結婚相談所で婚活する際の注意点

60代の婚活で結婚相談所がおすすめな理由が分かったところで、結婚相談所で婚活する際の注意点も確認しておきましょう。結婚に向けてスムーズに進みやすい反面、ポイントを押さえていないと入会が難しかったり、お見合いが成立しなかったりすることもあります。結婚相談所での婚活を効率的に進めるためにも、以下の3つの注意点を確認しておきましょう。

結婚相談所に年齢制限がある可能性

結婚相談所によっては、入会できる年齢に制限があることがあります。自分に合いそうな結婚相談所や、知り合いに紹介された場合でも、年齢制限に引っかかってしまうと入会が難しくなってしまいます。結婚相談所の会員のボリュームゾーンは30代〜40代です。50代以上の会員数は相対的に少なくなっています。そのため、大きな連盟に所属していない結婚相談所や小さな結婚相談所では、50代や60代以上の会員を受け入れていない場合があるのです。まずは、入会条件を確認して、入会可能かどうかを確認しておきましょう。

介護目的だと思われる可能性

60代以上での婚活は、近い将来に介護をしてくれるパートナーを探すことが目的だと思われてしまう可能性もあります。特に、自分よりも若い相手を希望している場合は要注意です。誤解を避けるために、プロフィールに婚活を始めようと思ったきっかけや経緯を記載しておくと良いでしょう。「介護が必要になった場合は施設に入る準備をしている」「老後の生活のための貯蓄がある」なども当てはまれば記載しておくと、相手の安心に繋がります。

具体的な準備ができていない場合は、交際がスタートしたら早めに福祉サービスや子どもとの連携などの介護体制についてお相手と相談するのもおすすめです。価値観をすり合わせるために話し合うべきことは多くありますが、介護問題については60代ならではのトピックといえます。介護目的ではなかったとしても、介護が必要になる可能性は高いもの。どちらか一方に大きく負担がかかることがないように「将来を真剣に考えたいから、一緒に考えたい」と申し出れば真剣さも伝わるでしょう。

子どもからの理解が得られない可能性

あなたや相手に子どもがいる場合「親に新たなパートナーができる」ということに理解が得られない可能性があります。婚活を始める前に、子どもには一度相談しておくのがおすすめです。婚活をしたい理由や、思いを伝えることで応援してくれる可能性がグッと高まります。相手に子どもがいる場合は、ある程度交際が進んだら会って関係性を深められるようにすると良いでしょう。

60代男女の婚活体験談

実際に成婚に至った60代の男性・女性の体験談をそれぞれご紹介します。ぜひ参考にして、婚活を成功させてくださいね。

カウンセラーからの紹介で運命の人に出会った60代女性

「最初の仮交際が終了になり休会を申し出たところ、カウンセラーの方が直接紹介してくれて出会ったのが彼です。『カウンセラーさんが私の性格を理解して、また、お相手の事も良く知ったうえでお薦めしてくれたのだから』と信じてお会いしました。

何度目かのデートを風邪でキャンセルしてしまった時に『早く会いたいけど体を充分に休めて欲しい』と言ってくれて、私のことを最優先で気遣ってくれている優しさに「この人となら」と結婚を意識しました。」

引用:Marriage Design Agency(IBJ) 

お見合いで挨拶をした瞬間に運命を感じた60代男性

振り返ってみると、お見合い当日に心は決まっていたように思います。

お見合いで初めてお相手とお会いして、あいさつを交わした瞬間から「この人と結婚するのだな、この人しかいない」と感じたのを覚えています。

しかも、同じ結婚相談所の会員同士ということを知り、驚きとともに運命を確信いたしました。お見合いから交際につながることを祈るような気持ちで願っておりました。

引用:結婚相談所福岡 ベストパートナー(IBJ)

60代の男女におすすめの結婚相談所3選

最後に、60代におすすめの結婚相談所を厳選して3つご紹介します。

結婚相談所を上手に利用すれば、結婚への近道にもなります。

自力での婚活に自信がない人や効率よく婚活を進めて結婚したい人は、ぜひ結婚相談所の利用を検討してみましょう。

オーネットスーペリア

結婚相談所の大手、オーネットが展開する45歳以上の中高年を対象にした相談所です。会員の平均年齢は男性61歳、女性は57歳と、まさに60代の婚活にぴったり。希望条件に合ったお相手のプロフィールが届く紹介書、体験型イベントやパーティー、アドバイザーによる引き合わせなど充実したサービスが用意されています。一般的な結婚相談所とは異なり、会員がみんな45歳以上なので同じ年代のお相手と出会いやすいのが特徴です。また、専任アドバイザーによるサポートがあり、婚活初心者でも安心して活動できます。

茜会

創業60年以上の歴史を持ち、中高年・シニア・熟年向けの結婚相談所の先駆けとしてサービスを提供してきた茜会。会員の平均年齢は男性62.7歳、女性59.9歳、男女比もほぼ同等なことから、男女とも出会いに期待できます。続けやすい安心料金に加え、入籍にとらわれないパートナー探しを応援していることから、成婚料が0円というのもポイント。カウンセラーからの紹介、会員システムからのお相手探し、年間500回以上開催される婚活パーティーなど出会いの機会も豊富です。担当カウンセラーが連携することでお互いの気持ちを確認し、アドバイスを行っていることから、スムーズに成婚へと導きます。

ノッツェ

全国各地に支店を持ち、年間6万組のカップルを成立させているノッツェ。男女の約半数が活動9ヶ月以内に成婚退会していることから、シニアの婚活でも良い成果が期待できるでしょう。また、シニア・中高年の婚活サポートにも力を入れており、中高年向けの世代別のお見合いパーティーの開催や、パソコンが苦手な人でも婚活できる郵送結婚相談サービスを行っているのが特徴です。さらに、近くに店舗がなかったり、足を運ぶのが大変という人のために、店舗以外でも出張説明会・出張婚活カウンセリングを行っています。専任アドバイザーが出会いから成婚まで徹底サポートするプランも用意されており、シニアの婚活には力強い味方になってくれるでしょう。

まずは資料を請求して比較がおすすめ

「費用がかかりそう」「活動のイメージがまだわかない」といった理由から、婚活に結婚相談所を利用するかどうか迷っている人もいるかもしれません。

また、パソコンの操作が得意でない人は、いろいろな結婚相談所を探して、比較していると時間がかかったり、途中で面倒になってしまうこともあるでしょう。

そこで、結婚相談所に興味を持った人は、まずは資料請求することをおすすめします。

一括資料請求は資料を申し込むと、郵送で自宅に冊子やパンフレットが送られてくるシステムです。

紙の資料はいつでも好きな時に見返せ、公式ページではわからなかった詳しい情報がわかることもあります。

また、同時に複数の結婚相談所に資料請求することで、他の結婚相談所との比較検討がしやすくなるでしょう。

しかし、多数資料請求してしまうと、迷って決めきれないことがあるので、候補を3つ程度に絞り込んでから資料請求しましょう。

結婚相談所のサポートやサービスは、61歳62歳の婚活の大きな力になってくれます。

結婚相談所によってさまざまなサービスがありますので、自分に合った結婚相談所を見つけ、自信を持って婚活をスタートしてくださいね。

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この記事を書いた人

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婚活・結婚おうえんネット編集部

2010年から10年以上、婚活・結婚おうえんネットを運営し、婚活に興味を持たれた方や婚活に関して悩まれている方に有益な情報を発信しています。
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